恐るべし市場のアンマー達
いろいろと買いたい物があったので久々に農連市場に行って来ました。
(その1)コーレーグスを売るオバー
コーレーグスを買おうと市場内をあちこち見て回った結果、以前に負けて貰えなかったオバーの店(トラックバック参照)が在庫が豊富なのが判明したのでリベンジとばかりに乗り込みました。
1パック¥200で12パックぐらいづつ袋詰めされているうちの1袋をオバーに差し出すおれ。
おれ「¥2000でこれだけ持っていっていいねー?」
オバー「¥2000だったら10さ」
と、何の躊躇いも無く袋をビシッと破いて取り出しながら10パックを数え出す。
おれ「じゃあ1パックサービスしてぇー」
オバー「買うねー、買わんねー」
おれ「絶対ダメだわけぇ?」
オバー「ダメよー」
おれ「じゃあ仕方ないさ(涙)」
敢えなく轟沈。
よく考えると12パックから2パック取り出したら早いのに、ゆっくり10パックを取り出しながら数えるのは相手に知らず知らずのうちにプレッシャーを与える為の心理作戦だったか。オバー恐るべし。
(その2)鰹節屋のおばさん
今回は前回の鰹節屋(トラックバック参照)の隣の鰹節屋を覗いてみました。
今回の鰹節屋は前回とは違って鰹節に関する知識が豊富で色々質問しても答えてくれるしアドバイスもしてくれる。まあ、鰹節屋なんだからそれが当然と言えば当然なのだけど。
と、いろいろ話を聞いているうちに恐るべき事実が判明したのです。前回の鰹節屋では沖縄ではカビ付けされたちゃんとした鰹節’(枯節)は「本節」、カビ付けの工程を経ていないものが「荒節」という説明で、本節のカビは沖縄の人は嫌がるから仕入れたらたわしでカビを擦り落としているという説明だった。それでいて本節はネットで調べた最安値の枯節より更に安かったので「さすが鰹節消費量日本一の沖縄県の台所を支えるだけはあるなあ」と感心ものでした。
しかーし、今回の鰹節屋で聞くと本節も荒節もカビ付けはされていないとの事。しかも沖縄ではカビ付けされた枯節を扱っている鰹節屋は無いそうです。
「沖縄では枯節は本節と言われてる」「カビは沖縄の人は嫌がるからたわしで擦り落としてる」などというのは口から出任せだったのか、それともただ本当に知らなかっただけなのか。恐らく後者でしょう。たわしで擦り落としているのは焙薫で付いたタールなんでしょうね。知らなかったんでしょうね。鰹節屋が知らないで済ませられる事では無いと思うのですが・・・。沖縄では成立してますね、実際。鰹節屋のおばさん恐るべし。
全く負けて貰えなかったコーレーグスを漬けました。
前に一升瓶に漬けてあるのを紹介しましたが、ある人に「漬けた後のカスを取り出すのに広口の瓶の方が都合が良い」とアドバイスを貰ったので物色しているとこんな瓶を見付けました。4リットルの容量なので泡盛二升とコーレーグスを入れて丁度良いです。
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