太っ!

ていけん

2005年11月23日 00:52

 報告が遅れてしまいましたが、先週土曜日にプチ試食会を開催しました。
 参加者は讃岐のおやじ御一行様と、うちと子供達同士が同級生のNGOK家ご一行様でした。

 ここで「ていけんそば(仮称)」の概要ですが、スープは無添加の鰹・昆布・豚・鶏ベースのあっさりスープ、麺は強力粉100%のコシの強い半手打ち麺、トッピングにトロトロ三枚肉2枚&グルクン100%で作られたグルクンかまぼこ1枚、といった所です。
 麺を「半手打ち」と言っているのは製造工程のいわゆる麺を「打つ」段階の一部に家庭用のパスタマシーンを使用している為です。

ドドーン!

太っ!(爆)

 今回実は麺を切る時に使用している手回し式のカッターが最初でいきなり内部の歯車が折れて昇天してしまい、初めて包丁を使っての手切りに挑戦するハメになってしまったのです。手持ちの100円包丁&オレの技術ではどう頑張っても「きしめん状態」でした(笑)。麺の太さに合わせて急遽スープの塩加減も濃いめに調整し直しました。




 前回までの試食会ではことごとくダメ出しの嵐に遭い撃沈してきたオレですからもうドキドキです。
 で、今回は麺が太過ぎる事とそれに伴いスープを濃くした事で多少しょっぱく感じるという事以外はまずまずの反応でした。
 これまでダシを上手く引き出せずに「薄い」スープだったり、薄いのをカバーするのを意識するあまりに塩を加えすぎて「コクが無く単にしょっぱい」スープだったりした経緯があったのですが、安易に化学調味料に頼る事はしたくなかったんです。今回はダシをしっかり取る事ができたので想定外の麺の太さにも、塩加減でスープ全体の濃さの調整が可能でした。
 今回、まだまだ改善の余地はあるものの好感触を得た事で自分の方向性に自信を持つ事ができるようになりました。

 また、怪我の功名とでも言いますか包丁での手切りの太さの不揃い具合が(半)手打ちらしくて良いという事が判明した為この方向で行く事にしました。作業的にもカッターが麺帯(切る前の薄く延ばされた状態の生地)を1枚ずつ切るのに対して包丁を使う場合は何枚も重ねて切れる為、効率はそんなに悪くない事も分かりました。かえって専用の麺切包丁を使って技術も向上すればこちらの方が効率が良いかも知れません。

 今回は収穫の多い試食会でした。これから更に研究を重ねて味の完成に向けて突き進むのみです。

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